名主によって築造された井手が江戸時代から今もなお棚田を潤す。
山都町島木地区にある峰棚田は、阿蘇外輪山に連なる山都町西側の山間地、標高350 ~ 400 mのところに約28ha にわたりひらかれており、「日本の棚田百選」に選ばれている。江戸時代末期の今から150 年以上前に、通潤橋を手掛けた布田保之助が築造した「嘉永福良井手」が現在も峰棚田全体を潤し、集落全体の民家と美しい景観を支えている。
地域で取り組まれている保全活動
峰地区で結成される島木自治振興会が中心となって保全活動を行っている。棚田オーナー制度や交流イベントなどは実施してないが、中山間地域等直接支払制度の利用に伴う集落協定を地域活動の中心におき、環境整備部・産業振興部・女性部・総務部などの部会ごとに活動し成果を挙げている。地域全体で棚田の保全活動に取り組み、長年、峰棚田の美しい景観を支えている。
周辺情報
通潤橋
水不足に悩んでいた地域の民衆を救うため、江戸時代に布田保之助が肥後の石工たちの持つ技術を用いて建設した長さ75.6 m、高さ20.2 mの石橋。国の重要文化財に指定されており、今でも周辺の田畑を潤している。
棚田内の峰観音堂
木造の聖観音菩薩立像があり、県の重要文化財に指定されている。
道の駅通潤橋
℡ .0967-72-4844
通潤橋に隣接する物産館であり、食事や山都町の特産品などを購入することができる。
アクセス情報
住所:熊本県上益城郡山都町島木
公共交通機関
熊本交通センターより馬見原行きのバスに乗り、「中島小学校前」バス停で下車。島木線に乗り換え「島木」バス停下車
自 動 車
九州中央自動車道山都中島西ICで降り、県道152 号線に入り
島木郵便局を目指す。
※ 棚田付近には駐車場等はありません。